ブランド情報

ユリス・ナルダンの時計 セイコーも憧れるその魅力に迫る


ユリス・ナルダンについて、ブランドの特徴や歴史、ブランドロゴの由来、セイコーなど日本大手時計メーカーとの意外な関係についても説明します。

ユリスナルダン(Ulysse Nardin)と記載されているサイトも多いですが、正規販売代理店である弊店では公式サイトでの記載に沿ってユリス・ナルダンと記載します。

ユリス・ナルダンのご試着・ご購入は、日本の輸入高級時計・ジュエリーシーンを50年以上牽引してきたオーナー創業のオールドニューインク銀座にお気軽にご相談ください。

ユリス・ナルダンのご試着・ご購入はオールドニューインク銀座

ユリス・ナルダンとは

ユリス・ナルダンは、「マリーン クロノメーター」や「アストロラビウム・ガリレオガリレイ」などアンティーク時計から新作に至るまで、様々な傑作を世に送り出してきた老舗の時計ブランドです。

海の世界からインスピレーションを得た先駆的マニュファクチュールとして、これまで何十年にも渡り時計製造のノウハウと専門技術を生み出し続けてきました。

ユリス・ナルダンの先進的なコンセプトや新素材を先駆けて開発された高精度の時計は、とてもユニークで個性豊かです。

長きにわたり人々から愛されてきた理由と言えるでしょう。

ユリス・ナルダンの歴史

ユリス・ナルダンは、1846年にスイスのヌーシャテル州に所在する「ル・ロックル」にて設立されました。

創業者であるユリスナルダン氏の名をブランドネームとして、現代にわたり様々な高級時計を製造してきました。

設立からわずか16年で、ロンドン万国博覧会にて出品した自社の時計が金賞を受賞し、高い評価とともにその名が広まっていきます。

ユリスナルダン氏は、時計職人であった父や時計の機械製作及び天文時計制作の専門家から多くの技術を学び、自身の名でブランドを確立させました。

しかし、53歳という若さで生涯の幕を閉じ、その息子であるポール・ダヴィド・ナルダンが後を継ぎます。

息子の代においてもその伝統や技術がしっかりと受け継がれ、廃れることのない精度の高い時計構造、「マリーン クロノメーター」の名門としての地位をついに確立します。

明治天皇にも愛用された記録も残っており、実用性においては世界50か国の海軍にも公式採用されました。

しかし時代の流れで、機械式よりも安価で手軽に親しめるクオーツ時計が頭角を現すと、世界の高級時計の聖地であるスイス時計業界は試練の時期を迎えます。

ユリス・ナルダンの決して妥協を許さない信念、天文三部作にまつわる複雑機構に挑む「逆風に帆を張る」姿勢が、見事にこの荒波を切り抜けさせます。

セイコーの憧れユリス・ナルダン ロゴは「錨」

1930年にセイコー(当時:セイコーシャ)が生産した「セイコーシャ・ナルダン型」にも深いかかわりのあるユリス・ナルダン。

ブランドロゴ「錨(いかり)」は、海をつかさどる神であることを象徴しています。

海の上という未知数の濫立(らんりつ)する不均衡な世界において、錨は船舶を一定の範囲に停泊させるために必要不可欠です。

まさに、海の世界で「船乗り」と「自然」を制し、均衡をつかさどる存在の象徴と言えるでしょう。

海事に関する意匠として用いられることが多く、世界各国の海軍や海岸警備隊など、海を制する者のシンボルマークとして紋章化されてきました。

そして、世界50か国の海軍に採用された時間測定ツールもまた、ユリス・ナルダンが「錨」の発端となります。

日本の誇るセイコーも目標としていたブランドだけにその技術は誇り高く、到底真似できるものではないでしょう。

マリーン クロノメーター 日本の「戦艦三笠」にも採用

ユリス・ナルダンのマリーン クロノメーター 43mm

ユリス・ナルダン マリーン クロノメーター 43mm

「マリーン クロノメーター」は、日本の「戦艦三笠」にも採用された逸品で、ユリス・ナルダンを語る上で決して欠かせないキーワードの一つです。

西暦1400年代から「大航海時代」が始まり、比類なき規模の航海と全世界の探検がヨーロッパ人によって行われました。

当時は、情報のない海の上において現在位置を把握するための正確な情報源がなく、遭難・海難事故が多発していました。

方角という情報のない海の上で唯一の情報となるのは「太陽の位置」と「時間」であり、その当時もっとも精度の高い時計は振り子時計でした。

残念ながら、海に浮かぶ船は波によって揺れることから、振り子時計でさえも精度を失います。

そこで必要とされたのが、海で揺れる船舶の上でも正確に機能する精度の時計マリーン クロノメーターです。

天文台で精度検定を受けて合格した者のみ、その名を公証できるクロノメーター業界。

ユリス・ナルダンは、その中でも最も難易度の高い、船舶用であるマリーン クロノメーターの分野において、成功を独占します。

その精度と技術は世界各国の海軍、日本の「戦艦三笠」にも採用されてきました。

ブランドシンボルにふさわしく海と船舶を制するだけでなく、海上で時を制するクロノメーターの世界でも揺らぐことのない地位を築いてきました。

天文三部作 ユリス・ナルダンの代表作

ユリスナルダンの天文三部作(テリリウム・ヨハネスケプラ、プラネタリウム・コペルニクス、アストロラビウム・ガリレオガリレイ) 

ユリス・ナルダン天文三部作(左からテリリウム・ヨハネスケプラー、プラネタリウム・コペルニクス、アストロラビウム・ガリレオガリレイ)

「天文三部作」と言われる、アストロラビウム・ガリレオガリレイ、プラネタリウム・コペルニクス、テリリウム・ヨハネスケプラー。

ユリス・ナルダンが、19世紀後半にスイスの時計産業を震撼させた「クォーツショック」のなか挑んで生み出していった、まさに伝説の名品です。

これからその一つひとつをご紹介します。

アストロラビウム・ガリレオガリレイ ユリス・ナルダン天文三部作その1

 

ユリス・ナルダンの天文三部作の一つ「アストロラビウム・ガリレオガリレイ」。

1970年代に時計業界を震撼させたクオーツ・ショックで、腕時計が安価かつ単純化へと移行し時計多くのブランドが打撃を受ける中、復活の立役者となります。

外部コネクションとのタイアップにより、より力を増したユリス・ナルダンが挑戦したのは、高級複雑機構でした。

時計の価値観が時代の流れで変わりつつある中、他との差別化を図り、あえて高級かつ最難関機構に挑戦することで一躍有名となりその名を轟かせます。

そのきっかけとして1985年に発表された、天文三部作の第一作「アストロラビウム・ガリレオガリレイ」。

その名が示すように、天体観測用の機器である「アストロラーベ」と、天文学者「ガリレオ・ガリレイ」を指しています。

文字通り時間の根源そのものである「天文情報」が時計に組み込まれています。

しかも何より評価のポイントは、小さな個体の中にプログラムされている144,000年分の天文情報でしょう。

これが1989年に「世界一複雑な機構を持つ腕時計」として認定、ギネスブックに掲載されます。

プラネタリウム・コペルニクス ユリス・ナルダン天文三部作その2

ユリス・ナルダンの天文三部作は他にも、1988年に発表された「プラネタリウム・コペルニクス」があります。

宇宙規模の時間を教えてくれる特別な時計であり、「腕時計」と「時間」という概念を根底から覆すものとして、その魅力を放ってきました。

時間といえば1日24時間、カレンダーがついて1カ月間に加え曜日を知るというのが最も実用的な時計として親しまれていますが、ユリス・ナルダンの時計は少し違います。

天文三部作の一つとして世界的にも絶賛されているこの作品は、腕時計にして1年間という期間を計ることができます。

その文字盤には、時間の数字ではなく、太陽系が存在しており、実際の天体惑星の軌道・周期を示します。

太陽を中心に並ぶ太陽系の各惑星の回転方向や移動速度の異なりも忠実に再現されており、一年の時間をかけて情報を伝達してくれます。

天文学上の数学という物自体無限の可能性をもちますが、それが腕時計に宿るという事はユリス・ナルダンが誇る独占技術でもあります。

時計の針の一周に加え、人類が住む地球という惑星が一年かけて太陽を一周する経過を示してくれるのです。

1年365日5時間48分46秒かけて一周回るという特別なカウントを自分の腕元で独り占めできるこの感覚、宇宙規模の時間を認知できるこの魅力。

それが、ユリス・ナルダンが誇る最高峰の時計の証しでもあり、長い間時計愛好家を惹きつけてきた特有の魅力と言えるでしょう。

テリリウム・ヨハネスケプラー ユリス・ナルダン天文三部作その3

「テリリウム・ヨハネスケプラー」は、1992年に天文三部作の三部目として世に輩出されました。

ユリス・ナルダンが大切にする信念が込められた魅力モデルの一つです。

ラテン語で地球を意味する「Tellus」とヨハネス・ケプラーにちなみ命名されたモデルです。

文字盤には地球を表すディスクが回っており、球体である地球の朝と夜を同時に示す機能を有します。

ユリス・ナルダンの価値観である「天文学」に並び、1日という24時間という限定的な情報ではなく、世界規模であり根源は宇宙規模にも達するという事を訴えかけるモデルです。

天文三部作のうち、唯一地球という限定的な情報のモデルですが、その24時間には全世界の時間帯が共存しています。

地球という一つの惑星の球体で太陽の当たる朝の12時間と当たらない夜の12時間を共有することで1日が成り立つ「ごく当たり前」な様で「非日常的」である世界観…

そして地球が球体であるからこそ成り立つ、日向と影の天文的世界観。

この世界観が、この時計の文字盤に見事に集約されています。

ユリス・ナルダンの時計が選ばれる理由

ユリス・ナルダンの時計が、これまで明治天皇や各国の海軍をはじめ多くの有名人に愛用されてきたのはなぜか。

今も多くの時計玄人の心を虜にしているのはなぜか、最後にその理由についてご説明します。

ユリス・ナルダンの時計 明治天皇や世界各国の海軍が愛用

明治天皇も愛用ユリス・ナルダンのマリーン・クロノメーター

ユリス・ナルダン マリーン・クロノメーター

明治天皇や世界各国の海軍が愛用するユリス・ナルダンの時計。

その理由は、ユリス・ナルダンの時計が持つ、特有の天文学の世界観を取り入れたデザイン・精度は、まさに世界が認める最高難易度の技術と言えるでしょう。

世界一の複雑機構のギネス認定に加え、マリーン クロノメーターの認定など、その実績が物語る根底には「天文学を制す」という自然科学の一分野に特化したところにあるのでしょう。

天文学は幅広い範囲の理学において駆使され、自然科学や技術の発展には欠かせない存在です。

偶然ではなく「根拠に基づいて算出される」という結果がもたらす信頼性は高く、ユリス・ナルダンがこだわりぬいた要素と言えます。

これが、単なる芸能人や有名人だけでなく、明治天皇だけでなく世界各国の海軍も愛用されるほどの人気となった理由の一つです。

ユリス・ナルダンの時計 天文時計としての世界観

ユリス・ナルダンの時計が選ばれるもう一つ理由は、もはや腕時計という本来の要素を超越した、天文時計としての世界観で勝負する時計だからです。

その魅力が、卓越した技術だけでは物足りなさを感じる多くの時計玄人の心を虜にしてきましたし、これからもそうなって行くことでしょう。

でも、それは単なる差別化ではありません。

真似しようと思っても真似できるレベルではない高度な技術と、技術だけでは再現できない天文分野のブレインをも有するからこそ完成させることができる極意です。

本当の意味の時計とは、時間がどこから由来して何から算出されるかの根本を知ることで初めて「時」を「計る」というものが成り立つと教えてくれる時計です。

そしてこの時計は、天文学のように偶然的に出会うものではなく、探求心の先にたどり着く領域にあります。

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