コラム

ピアジェの業界内格付けは?薄型時計の最高峰の歴史と人気モデルを紹介

メンズやレディースを問わず、数々のセレブや有名人に愛され続けたピアジェ(PIAGET)

ジャクリーン・ケネディ大統領夫人や彼女を映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」で演じたナタリー・ポートマン…

ブランドやその歴史、数々の魅力あふれる高級時計だけではなくダイヤも扱う名門ジュエラーとしての側面もあります。

ピアジェには奥深い高級時計の魅力があります。

ピアジェを含めて、魅力的な女性を一層輝かせるハイブランド時計のブランド別解説はこちらの記事です。

ボーム&メルシエのご試着・ご購入は、日本の輸入高級時計・ジュエリーシーンを50年以上牽引してきたオーナー創業のオールドニューインク銀座にお気軽にご相談ください。

PIAGETとは

ピアジェといえば、「ピアジェ ポロ」や「アルティプラノ」シリーズでもおなじみの時計ブランドで、業界で名立たる存在となってきました。

高品質のムーブメント製作、特に薄型設計のムーブメントに徹底的にこだわり続けてきたブランドです。

エレガンスで魅力的なデザインに加え技術はトップレベルであることから、世界最高峰の品質を誇り、それ故に数多くの著名人に愛用されてきました。

弊店の超マニアック店主が完全解説したハイセンスな男性におすすめするブランドでもあります。

ピアジェの歴史

ピアジェの歴史は、1874年、標高1000メートルを超えるスイスのジュラ山脈の小さな村ラ・コート・オ・フェ、一農場の工房から始まります。

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初代創業者は、ジョルジュ・エドワール・ピアジェでした。

精巧なムーブメントの制作や高い技術は時計業界にすぐに知れ渡り、次第に有名ブランドからも注文が殺到、その名は一気に知れ渡りました。

事業が順調に成長する中の1911年、息子であるティモテ・ピアジェが会社経営を引き継ぎます。

ピアジェブランドの誕生

1943年、2代目の子供で創業者の孫にあたるジェラルド・ピアジェとヴァランタン・ピアジェの両者によって「ピアジェ」という一族の名前で商標登録を行います。

公式にオリジナルの時計製造がはじまりました。

現在のピアジェの礎であるマニュファクチューのもと、親から息子、そして孫の代まで続いたブランド展開によってピアジェの名は広く知れ渡っていきます。

今日に至るまで輝きを失うことなく“歴史ある高級時計”として親しまれています。

ワンランク上の格付けを目指して

ピアジェの時計は、今となっては名高き高級時計の座にあるブランドという格付けですが、それは長く険しい道のりを経てのことでした。

世代を超えて守られてきた伝統があったからこそ、それが現在の位置にたどり着くことができたのでしょう。

創業間もないころから「常に必要以上に良いものをつくる」をモットーとし、このことばは代々ピアジェの伝統として受け継がれてきました。

代々受け継がれるピアジェの伝統

時計工房の職人であるプロとしての精密作業…

その親の背中を見て技術を習得した息子が腕時計を制作…

祖父からの伝統を受け継ぎつつ進化を続け、ついに孫の世代で実現するブランド化…

承継されながらも確実に前進し、進化してゆく事こそランクアップの象徴そのものと言えます。

過去を知り、現代に生かしてこそワンランク上が生まれる、子々孫々末代まで栄えるよう自身の歴史をもって語ってくれるブランドが「ピアジェ」です。

ピアジェの時計 ブランドの特徴

ピアジェの、薄型に強くこだわり続ける姿勢や数々のギネス認定の記録、それが時計業界の中で比類のない存在とならせます。

これから、時計業界のトップに君臨させたブランドのこだわり、実績についてご紹介します。

薄型はピアジェ時計の強いこだわり

ピアジェ時計の強いこだわりのひとつ、それは薄型ムーヴメントの追求です。

このこだわりが、業界内において他社と一線を画する「強み」を生み出しました。

「薄型化」や「小型化」の追及・技術の進化は、殊に精密な部品の取り扱いの分野で永遠のテーマとと言えるでしょう。

1950年代の当時には最新だった大きな箱型でブラウン管の白黒テレビですが、カラーテレビ、今では薄型の液晶テレビになっています…

1960年代当時、大きなランチボックスのようだった電話機は、今では薄型スマートフォンへと代わりました…

時代のニーズが叫ぶと、それに作り手が応え、飛躍的な技術の進化につながってきました。

完成当時には思いつけなかったことを後から気づいて改良を加える、この繰り返しこそが、現代の技術の進化と称されるわけです。

薄型化への飽くなき挑戦

当時最も難しいとされていた自動巻ムーブメントにおける小型化・薄型化…ピアジェはそれにあえて強くこだわり、デザイン・製造と取り組んできました。

この「薄型」への挑戦こそ、他のブラントの追従をゆるさない精巧な技術を誇るブランドとなる、という結論に的を絞ったのがピアジェの強みでしょう。

ピアジェが誇る薄型 ギネスワールドレコーズ認定

1957年にピアジェ初の極薄手巻きメカニカルムーブメントの製造に成功します。

ピアジェがこだわり続けた「極薄」のムーブメントは、は現代においても極めて再現が難しい技術の一つです。

ただでさえ精密な部品の集合体でありながらも、その機能や性能は怠りのない精度であり、厚さ2mmのムーブメントを実現しました。

精密部品の小型化には精度の劣化というリスクがつきものです。

ピアジェの「極薄ムーヴメント」は同じムーブメントタイプの腕時計が少ない中で孤高の存在となり、技術レベルが高さを物語っています。

自動巻きムーブメントの薄型化をついに実現

初の薄型手巻き時計発表の3年後の1960年、最難関である「機械式機構」いわゆる自動巻ムーブメントの薄型化に成功します。

世界記録であるギネスワールドレコーズ認定となり、世界一の薄さを実現させたとして、世界のトップに君臨しました。

薄型ムーブメントを極限まで追求したアルティプラノコレクションの魅力について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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ダイヤジュエリー取り扱いのプロ PIAGET人気の秘密

ピアジェ時計の魅力は、ジュネーブ・ウォッチグランプリ「レディースジュエリーウォッチ賞」の受賞歴をもつことでしょう。

最高の時計製造技術と、ダイヤなどのジュエリーを扱う世界的ジュエラーとの2つの側面を持つことです。

男女問わない芸術品数々は、ピアジェの魅力となっています。

ジュネーブ・ウォッチグランプリ「レディースジュエリーウォッチ賞」受賞

引用:https://www.gphg.org/horlogerie/

ピアジェは、2006年にはジュネーブ・ウォッチグランプリでレディースジュエリーウォッチ賞を受賞します。

ダイヤなど宝飾品の扱いに長ける世界的ジュエラーであることを知らしめました。

時計工房から始まり自社のブランドを確立させ腕時計を製造する中で、1959年にスイス・ジュネーブに第一号店となるジュエリー専門のブティックを構えました。

ピアジェにはもう一つ「今までになされてこなかったことをしなさい」というモットーがあります。

その言葉どおり、5年後にはオニキスやタイガーアイ等、日本ではパワーストーンとも呼ばれるハードストーンを文字盤に取り入れ、ジュエリーウォッチの可能性を広めます。

宝飾品の制作も手掛け、素材である貴金属や宝石類の吟味から加工までプロセスの一つ一つを手作業で進めています。

高性能の時計と最品質の宝飾を扱う二刀流ブランド

機械時計と技術も然ることながら、最高の素材をも取り扱う二刀流ブランドともなってきました。

その一例として、ダイヤモンドはグレードを選別し、カラーGクラス以上、クラリティーVVSクラス以上の高基準に適合した最高品質のみを使用しています。

高性能の時計と高品質の宝飾が融合することで成り立つ世界は、まさに最高級の芸術品と呼ぶにふさわしい風貌でしょう。

男女を問わないピアジェのエレガンス

ピアジェブランドの持つ魅力として、高級時計に宿る男女を問わないエレガンスもあります。

宝石や装飾品といえば女性に特化しているという印象が強く、男性にとって少し遠く近づき難い世界のように感じる方も少なくないでしょう。

そんなジュエリー=レディースという固定概念から解放するのがピアジェのジュエリーウォッチです。

腕時計という媒体にジュエリーの要素を融合させ、メンズレディースを問わず数多くのジュエリーウォッチの制作を手掛けました。

バリエーションも様々で性別を問わず楽しむことができます。

ただ宝石をちりばめるのではなく、ジュエリーの遊び心を取り入れた時計であること…

ただ時間を知るツールではなく、時間を見ない間はファッションアイテムとして身に着ける人の個性を最大限に引き立ててくれること…

この両立こそが男女を問わない芸術品を生み、ピアジェの持つ最大の強みでもあり、魅力となっています。

ピアジェの人気 高い時計技術と芸術センスの微妙なバランス

ピアジェは「ポセション」「ポロ」「アルティプラノ」や「ライムライト ガラ」など、多くの逸品を世に送り出してきました。

コレクションの多くは、独創的な文字盤でデザインされており、どんな人をも魅了する力があります。

複雑機構でありながら世界一の薄型を再現した高い技術が好奇心をくすぐり、腕時計好きにとってたまらない名品でしょう。

ジュエリー感覚を味わえるという贅沢が、宝飾好きの大人のおしゃれ心をくすぐる逸品となるに違いありません。

「ただ値段が高い高級」という大枠ではなく、そこにある努力の結晶による高い技術と、ジュエリーの芸術センスが絶妙なバランスをとっています。

だからこそ、技術とデザインどちらの視点でも高級時計としての価値が成り立つのです。

ピアジェのラグスポ時計、ポロコレクションの魅力について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

第21回GPHG受賞を誇るピアジェのライムライト ガラ(LIMELIGHT GALA)コレクションについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

ピアジェの時計がくれる“特別な時間”

ピアジェの時計を語るうえで忘れてはならないこと、それはこの時計を身に着ける人だけが味わう“特別な時間”のことです。

時計の針は一定の情報を示します。でも、その情報は時計のデザインによって伝わり方が変化します。

日常で何気なく過ぎていく時間、そんな当たり前の時間に「必要以上」を加えることで、少しだけ贅沢で特別な時間を見ることができます。

ふと時計を眺めるたび、宝石や貴金属の素材の輝きや文字盤に潜むデザインの神秘なる至極の世界に思わず引き込まれていきます。

時間という概念以上の価値がそこにあることを教えてくれる逸品となるでしょう。

当たり前の時間が、当たり前でない時間に変わった時、そこにはピアジェというブランドが作りあげる特別な時間が生まれます。

流れる時間は同じでも、自分の腕元で確かめる「その時間」だけは、他とどこか違う時間であることを知る。

その時、ピアジェがあなたにプレゼントする「特別な時間」を味わうことができます。

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