コラム

ボーム&メルシエの紹介:スイスの老舗時計ブランドの歴史と特徴を徹底解説

ボーム&メルシエの紹介:スイスの老舗時計ブランドの歴史と特徴を徹底解説

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)は、スイス高級腕時計の老舗ブランドです。

創業1830年以来、数々の名品を世に輩出してきました。

ラグスポ時計の「リビエラ」、実用時計としては傑出した性能を誇る「クリフトンボーマティック」や「クラシマ」などのコレクションも有名です。

現在世界で6番目の古参ブランドです。(『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

ジュネーヴの高級時計委員会から「ジュネーヴ刻印」を授与されました。

19世紀半ばに各国で開かれた万国博覧会やロンドン近郊のキュー天文台の主催する時計精度コンクールにおいても輝かしい受賞を受けてきました。

時代とともに進化し続ける時計コレクションは老若男女を問わず、高い人気を誇ります。

今回の記事では、ボーム&メルシエの歴史や老舗としての特徴を余すところなく解説します。

ボーム&メルシエが贈るラグスポ時計、リビエラコレクションはこちらをご覧ください。

ボーム&メルシエとはどんなブランド?

その始まりは、小さな村の時計工房です。

メゾンの優れた技術は瞬く間に花を咲かせて独自のムーブメントを完成させました。

19世紀半ば各国で開かれた万国博覧会において、5つの金メダルを含む数多くの賞も獲得しています。

1892年にはトゥールビヨン付きクロノメーターで、堂々の最高記録(100点満点の91.9点)をマークしました。

このスコアはその後10年間記録更新されることがなかった、という偉業も成し遂げています。

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)ジュネーブ刻印

ボーム&メルシエは、1919年にジュネーヴの高級時計委員会から「ジュネーヴ刻印」を授与されました。

ジュネーブ刻印(ジュネーヴシール)とは、スイス政府及びジュネーヴ州によって規定された基準に基づいた品質規定における最高級スイス時計の証のことです。

認定を受けたムーブメントのブリッジにのみ、ジュネーヴ州の紋章が刻印されます。

ボーム&メルシエは、数々の受賞歴により、創業から短期間で信頼と知名度を上げることができました。

その勢いで世界的シェアを目指し販路を着実に拡大していきます。

村の時計工房からスイス・ジュネーブに進出

そこはまさに「パテックフィリップ」や「ヴァシュロン・コンスタンタン」や「ロレックス」など名高き高級時計の聖地です。

ジュネーブ刻印を授与されることにより、世界的が誇る高品質ブランドとしての名声を確立しました。

ボーム&メルシエのモットーとポリシー

ボーム&メルシェは自社のムーブメントを作り上げ、複雑な機械構造をも得意とするため常に完璧を追求してきました。

ブランドが世界に通用する最高精度の時計を生み続けるためのモットーとしていたのは「完璧追及」です。

ボーム&メルシエが大切にしていること

精密部品・機械構造全てが一体をなしてこそ精度への自信へとつながる、という理念です。

こうして、素材・デザイン・構造・フォルムすべてにこだわりを貫き続けます。

その一方で、信頼できる価値である完成体を適正な価格で提供することをポリシーにしてきました。

それで、高級時計でありながらもラインナップは様々で、老若男女を問わず親しみやすい価格設定になっています。

弊店の超マニアック店主が完全解説したハイセンスな男性におすすめするブランドでもあります。

ボーム&メルシエのご試着・ご購入は、日本の輸入高級時計・ジュエリーシーンを50年以上牽引してきたオーナー創業のオールドニューインク銀座にお気軽にご相談ください。

ボーム&メルシエ ブランドの特徴

ボーム&メルシエのブランドとして持つ特徴、デザインのこだわりについてご紹介します。

ボーム&メルシエ ブランドの気質

ボーム&メルシェは機械式の機能性や構造に長け、その技術は高い評価と絶大な信頼性を持っています。

でも、その評価は複雑な時計機構だけから来るのではありません。

外観のフォルムやデザイン性についても独自のスタイルを貫いております。

ボーム&メルシェの特徴としては、レザーベルトという皮革素材に着目したスタイルが時計そのものの存在価値を際立たせています。

例えば、アリゲーターレザーをベルトに採用し、ワシントン条約を尊重した素材採取における自然環境への配慮も怠りません。

ブランドが大切にする謙虚な姿勢

ボーム&メルシェのブランドの謙虚な気質を反映しています。

時計の開発プロセスの中にも、様々な配慮の姿勢を怠りません。

自社における行動規範を周知徹底します。

完璧な時計を仕上げるための環境づくり・環境保護や社会活動等などの貢献の精神をもって積極的な取り組みも公証しています。

ブランドとしての全体の取り組みには常に誠実な姿勢が表れています。

向上心と最先端の追及をしつつも、配慮の心を忘れない尊厳で紳士らしさを貫いています。

こうした規範となるべく理念正しき姿勢が、時計という個体のフォルムに忠実に表現されてきました。

こうして、社会的評価もまたボーム&メルシェというブランドのネームバリューを築き上げていると言えるでしょう。

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)デザインへのこだわり

ボーム&メルシエは、時代とともに進化していく時計制作技術はに加え、時代の流れに合わせたニーズや傾向にもこだわりを発揮しています。

それにより、高級時計ブランドとしての高貴なフォルムの中に、こだわりのデザインによりブランドの気質が美しく反映されています。

男性用女性用と二種類構えるモデルの多くはケースサイズの違いや文字盤の変化等で男女差を区別するというのが一般的です。

レディースにも根強いファンがいる理由

でも、ボーム&メルシェのレディースモデルのラインナップは、ただサイズの違いだけではありません。

女性らしさを取りいれた配慮あるデザインも魅力の一つです。

女性もまた高級時計を身近に親しみつつ時計を楽しめるよう、メンズモデルとは似て非なるワンポイントアクセントをあえて取り入れるモデルが存在します。

こうした、時計を身につけた女性も輝かせるための一工夫により、レディーファーストの優しさを感じさせてくれます。

ボーム&メルシェの魅力とは?

最後に、ボーム&メルシェの魅力について、時計玄人に愛される理由も含めてご説明します。

レザーベルトの採用により様々なシーンで活用できるボーム&メルシェの時計

レザーベルトを前面に出しているモデルが多いボーム&メルシェの時計。

あえてレザーベルトの採用の背景には、状況に応じて適応してゆくというストーリー性を秘めております。

購入時は折り目の無いまっすぐとした直線状態ですが、経年とともに姿かたちを進化させていきます。

ボーム&メルシェの時計は、辿り着く者を決して拒みません。

訪れた出会いのその日から時を刻み始め、レザーベルトがそれぞれの腕に形を合わせて順応し一緒に時を刻んでいきます。

「時計に見合う人間こそ」という概念ではなく、出会った者を「時計がサポートしてくれる」紳士的な魅力を秘めています。

腕に宿る小さな世界

時計は本来「時間を知る」という目的をもちます。

振り返る瞬間もまた、「本当の時間」として触れ合うきっかけになります。

時計は迫りくる時間を計るだけの計測器ではありません。

過ぎてしまった大切な時間を思い起こさせ、どこか気持ちに余裕を与えてくれる不思議な存在でもあります。

スケルトン構造で時計の内側の世界を見せてくれる

ボーム&メルシェのモデルの中には、裏蓋がスケルトンのモデルがあり、内部の機械を見ることができるものがあります。

その窓の向こうには、小さな部品の集合体それぞれが役割を担い、一秒という時間を製造している瞬間を見ることができます。

自分の腕の上で、限られた小さな空間の中で秒を刻み時間を製造している景色を見れるでしょう。

まるで宇宙に浮く地球という球体の中で、人間がそれぞれの役目を担って生きているかのようです。

そこには「もう一つの小さな世界」が宿っている事を実感させてくれます。

ボーム&メルシェがパートナーとして選ばれる理由

ボーム&メルシェがビジネスマンの間で選ばれる理由があります。

ブランドのイメージには、紳士的・意欲的・配慮・優しさなど象徴ワードがあるからです。

努力の勲章、ワンランク上の時間を目指すための目標、人生の節目を刻む歴史の象徴として…

ビジネスと共に過ごし、支えてくれる「相棒」として選ばれてきました。

また、特別な贈り物としても人気が高く、親しみやすい価格でありながら、ボーム&メルシェの最高技術は保証されています。

それも、ボーム&メルシェが身近な高級時計であることも選ばれる要素の一つです。

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)の代表コレクション

ボーム&メルシエの代表コレクションをご紹介します。

リビエラ(RIVIERA)コレクション

リビエラ(RIVIERA)コレクションは、ボーム&メルシエが誇るラグスポ時計です。

ボーム&メルシエのファースト・リビエラ・コレクションの発表は1973年でした。

Riviera(リビエラ)とは、イタリア語で「海岸・川岸」を意味しています。

当時の地中海フレンチ・リヴィエラ(南フランス)のライフスタイルにインスパイアされ制作しました。

リビエラ生誕の地、地中海のエレガントな海岸の自然が表現された文字盤は波をイメージしたデザインです。

「リビエラ・グリーン」、ボーマティックを搭載した「リビエラ 10616」の他、ベーシックタイプ「リビエラ 10620」など数々の有名モデルを世に輩出してきました。

ボーム&メルシエが贈るラグスポ時計、リビエラコレクションはこちらをご覧ください。

ハンプトン(Hampton)コレクション

ハンプトン(Hampton)は、ボーム&メルシエの中でも四角いフォルムが印象的なコレクションです。

アールデコをモダンに昇華させ、直線のソリッド+美しい曲線美により腕元をよりエレガントに演出します。

インスタを始めSNSにおいても、多くの女性からの支持がある人気ウォッチです。

2022年最新作である「ハンプトン 10673」は、ワインレッドのダイヤル&カーフスキンストラップが、モノクロームでエレガントなタッチを演出しています。

女性へのプレゼントとしても人気のあるハンプトンコレクションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)芸術の作品

ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)はまさに芸術の作品です。

長い歴史と高い技術が誇るブランドの価値そのものであり、理念から始まる完成までの一連は芸術そのものです。

スイス・ジュネーブの正真正銘高級時計だけに、その精度は玄人をも魅了します。

ハイエンドモデルともなると、コレクターの心をくすぐる要素は増え、幅広い需要に応えるブランドとして、上級者からも根強い支持を得ています。

時代の流行を常に追い続け、洗礼されたデザインの発表を楽しみに待ちわびる時間も、刻まれうる時間として楽しみへと化します。

ボーム&メルシエのご試着・ご購入は、日本の輸入高級時計・ジュエリーシーンを50年以上牽引してきたオーナー創業のオールドニューインク銀座にお気軽にご相談ください。

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