ドレスウォッチを選ぶことは、自分らしさを表現する大切な機会です。しかし、多くの方が「高級時計は手が届かない」「フォーマルな時計は使う機会が限られる」と考え、躊躇してしまうのではないでしょうか。実は、ドレスウォッチは日常のビジネスシーンから特別なイベントまで、幅広く活用できるアイテムなのです。
本記事では、ドレスウォッチの基本的な特徴から、シーン別の選び方、おすすめのブランドやモデルまで、時計専門店のオーナーとしての経験を基に、詳しくご紹介します。エントリーモデルから最高級品まで、あなたにぴったりの一本が見つかるはずです。
ドレスウォッチは単なる時を刻む道具ではありません。あなたの品格とスタイルを静かに主張する特別な一本を見つける旅に出かけましょう。
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ドレスウォッチとは?
ドレスウォッチは、フォーマルな場面で着用することを目的とした、洗練された腕時計です。多くの人が「高級時計ならどれでもフォーマルシーンに適している」と思いがちですが、それは大きな誤解です。ドレスウォッチの真髄は、その控えめなエレガンスと機能性の融合にあります。
ドレスウォッチの特徴は、シンプルで洗練されたデザイン、薄型のケース、そして上質な素材の使用にあります。文字盤はシンプルで読みやすいデザインが多く、複雑な機能やスポーティーな要素は極力排除されています。これらの要素が組み合わさることで、フォーマルな服装に違和感なく溶け込む、品格のある装いを演出するのです。
ビジネスシーンや結婚式、重要なパーティーなど、様々なフォーマルな場面で、ドレスウォッチは着用者の品位と洗練された趣味を静かに主張する、サイレントコミュニケーターとしての機能を持つのです。
ドレスウォッチの特徴
ドレスウォッチには、他の種類の腕時計とは異なる独特の特徴があります。これらの特徴は、フォーマルな場面での使用に特化して設計されています。ドレスウォッチの基本的な特徴は、主に以下の要素から成り立っています。
- シンプルなデザイン
- 薄型ケース
- 高品質な素材の使用
- 適度なサイズ感
- 控えめな機能性
これらの特徴が組み合わさることで、フォーマルな服装に違和感なく溶け込む、品格のある装いを演出するのです。例えば、薄型ケースは、シャツの袖口(カフス)にスムーズに収まるため、ビジネスシーンでの着用に適しています。
また、ドレスウォッチの文字盤は通常、バーインデックスや繊細なローマ数字を用いた、読みやすくエレガントなデザインが採用されています。これにより、さりげなく時間を確認することができ、フォーマルな場での エチケットを損なうことがありません。
薄型ケースもドレスウォッチの重要な特徴です。例えば、高級ドレスウォッチブランドとして知られるピアジェ(PIAGET)のアルティプラノシリーズは、極限までシンプルさを追求したデザインで有名です。その文字盤には、時針と分針のみが配置され、秒針さえも省略されているモデルもあります。この徹底したミニマリズムが、逆に高い品格と洗練さを醸し出しているのです。
素材に関しても、ドレスウォッチは高級感を演出しつつも、過度に派手にならないよう配慮されています。例えば、パテック・フィリップ(Patek Philippe)のカラトラバシリーズでは、18Kホワイトゴールドやローズゴールドが用いられ、上品な輝きと高級感を演出しています。一方、グランドセイコーの一部モデルでは、軽量で耐久性に優れたチタンが採用され、長時間の着用でも快適さを保ちます。
これらの特徴を理解することは、自分に最適なドレスウォッチを選ぶ上で非常に重要です。
シーン別ドレスウォッチの選び方
ドレスウォッチの選び方は、着用するシーンによって大きく異なります。多くの人が「一つの高級時計があれば全てのシーンに対応できる」と考えがちですが、それは大きな誤解です。実際には、場面に応じて適切なドレスウォッチを選ぶことが、真の洗練された装いにつながるのです。
フォーマルシーンは大きく分けて、結婚式やパーティーなどの特別な場面と、ビジネスシーンの2種類に分類できます。それぞれのシーンで求められるドレスウォッチの特徴は微妙に異なり、その違いを理解することが重要です。
結婚式やパーティーでのドレスウォッチ
結婚式やパーティーなどの特別な場面では、ドレスウォッチは単なる時を刻む道具以上の役割を果たします。それは、あなたのファッションセンスと社会的地位を静かに主張する、重要なアクセサリーなのです。
まず、結婚式やフォーマルなパーティーでは、極力シンプルで上品なデザインのドレスウォッチを選ぶことが重要です。例えば、パテック・フィリップのカラトラバシリーズやA.ランゲ&ゾーネのサクソニアシリーズなどが、このようなシーンに最適です。これらの時計は、シンプルな文字盤と薄型のケースを特徴とし、ドレスシャツのカフスにもスムーズに収まります。
色合いも重要な要素です。昼間の結婚式やパーティーでは、シルバーや白系の文字盤が適しています。例えば、カルティエのタンクシリーズの白文字盤モデルは、昼間のフォーマルな場面で上品な輝きを放ちます。一方、夜のイベントでは、黒や深い青の文字盤が洗練された印象を与えます。ジャガー・ルクルトのマスター・ウルトラシン・ムーンなどは、夜のパーティーで格別の存在感を放つでしょう。
ストラップの選択も重要です。通常、黒や茶色の高級レザーストラップが最も適していますが、特に格式の高いイベントでは、ケースと同じ素材の金属ブレスレットも選択肢となります。
結婚式やパーティーでのドレスウォッチ選びは、単なるファッションの問題ではありません。それは、イベントへの敬意と自分自身の品格を表現する重要な要素なのです。
ビジネスシーンでのドレスウォッチ
ビジネスシーンでのドレスウォッチ選びは、結婚式やパーティーとはまた異なる配慮が必要です。ビジネスシーンでは、時計は単なるアクセサリーではなく、プロフェッショナリズムと信頼性を表現する重要なツールなのです。
ビジネスシーンで求められるドレスウォッチの特徴は、主に以下の点です:
- シンプルで読みやすいデザイン
- 適度なサイズ感(一般的に38-42mm程度)
- 控えめな色使い
- 耐久性と精度
例えば、ロレックスのデイトジャストは、ビジネスシーンで人気の高いモデルの一つです。シンプルな文字盤、適度なサイズ、そして日付表示機能を備えており、ビジネスパーソンのニーズに適しています。また、オメガのシーマスター アクアテラシリーズも、エレガントなデザインと高い耐久性を兼ね備え、オフィスでの使用に最適です。
色合いに関しては、白、シルバー、黒などのニュートラルカラーが無難です。
ストラップの選択も重要です。レザーストラップは常に安全な選択肢ですが、メタルブレスレットも一般的に受け入れられます。例えば、パテック・フィリップのノーチラスシリーズは、優雅なデザインのメタルブレスレットを特徴とし、高級感とスポーティさを両立させています。
機能が多すぎる時計は避けるべきです。ダイバーズウォッチや複雑すぎるコンプリケーションを持つ時計は、ビジネスシーンではふさわしくありません。
ビジネスシーンでのドレスウォッチ選びは、自分のキャリアや仕事の性質、会社の文化なども考慮に入れる必要があります。
ドレスコードに応じた時計の選び方
ドレスコードは、単に服装だけでなく、アクセサリーや時計の選択にも大きな影響を与えます。時計もトータルコーディネートの重要な一部なのです。
以下、主なドレスコードごとの時計選びのポイントを見ていきましょう。
ホワイトタイ(White Tie)
最も格式高いドレスコードです。この場合、時計は極力控えめなものを選びます。理想的には、懐中時計を使用するのが最も適切です。
腕時計を選ぶ場合は、極めてシンプルで薄型のモデルを選びましょう。例えば、ピアジェのアルティプラノなど、超薄型のドレスウォッチが適しています。
ブラックタイ(Black Tie)
フォーマルな夜のイベントに適用されるドレスコードです。ここでも、シンプルで薄型の時計が望ましいです。ゴールドやプラチナケースの時計が適していますが、高級ステンレススチールも許容されます。
例えば、ジャガー・ルクルトのマスター・ウルトラシン・ムーンは、このドレスコードに完璧に適合します。
ビジネスフォーマル
通常のビジネスシーンに適用されるドレスコードです。ここでは、クラシカルなデザインのドレスウォッチが適しています。レザーストラップか上品なメタルブレスレットを選びましょう。
例えば、ロレックスのデイトジャストやオメガのデビルシリーズなどが良い選択肢となります。
ビジネスカジュアル
よりリラックスしたビジネス環境に適用されるドレスコードです。ここでは、若干カジュアルなデザインの時計も許容されます。スポーツエレガントな時計や、カジュアルなドレスウォッチが適しています。
例えば、IWCのポルトフィーノやカルティエのサントスなどが良いでしょう。
カジュアル
最もリラックスしたドレスコードですが、だからといって何でも良いわけではありません。ここでは、個性を表現できる時計を選ぶことができます。
スポーツウォッチやファッションウォッチも適していますが、TPOは考慮する必要があります。例えば、タグ・ホイヤーのカレラシリーズやノモスのタンジェントなどが、スタイリッシュなカジュアルウォッチの選択肢となります。
おすすめのドレスウォッチブランドとモデル
ドレスウォッチの世界は、伝統と革新が融合する魅力的な領域です。ここでは、日本国内で入手しやすく、かつ国際的にも評価の高いブランドとモデルを中心に紹介します。これらは単なる時計以上の存在であり、それぞれが独自の歴史と哲学を持っています。
セイコー クレドール
セイコー クレドールは、日本が世界に誇る高級時計ブランドです。「クレドール」という名前は、フランス語で「黄金の頂き」を意味する”Crête d’Or”に由来しており、その名の通り、セイコーの技術力の粋を集めた最高峰のラインナップです。
クレドールの特徴は、日本の伝統的な美意識と最先端の時計技術の融合にあります。多くの人が「日本の時計は精度が高いだけ」と考えがちですが、クレドールはそのイメージを覆す、芸術性と技術力を兼ね備えたブランドなのです。
クレドールは薄型ムーブメントの開発にも力を入れており、「シグノ」シリーズには、厚さわずか1.98mmという驚異的な薄さの手巻きムーブメントが搭載されています。この薄さは、ドレスウォッチとしての着用感を極限まで高めています。
価格帯は30万円台から1000万円を超えるモデルまで幅広く、初めての高級時計としても、コレクターの方の特別なピースとしても選びやすいラインナップとなっています。
クレドールを選ぶことは、日本の技術力と美意識に対する深い理解と敬意を表明することにもなります。フォーマルな場面で着用すれば、さりげなく、しかし確実に、あなたの洗練された趣味を主張することができるでしょう。
ハミルトン ジャズマスター
ハミルトンのジャズマスターシリーズは、エレガンスとスポーティさを絶妙なバランスで融合させたドレスウォッチの代表格です。
ジャズマスターの特徴は、クラシカルなデザインに現代的なエッセンスを加えた洗練された外観にあります。例えば、ジャズマスター・ビューマチックは、オープンハートデザイン(文字盤の一部からムーブメントが見える設計)を採用し、機械式時計の魅力を視覚的に楽しめるようになっています。
また、ジャズマスターシリーズには様々な機能モデルが存在します。クロノグラフ、GMT、パワーリザーブインジケーターなど、ビジネスシーンで役立つ機能を搭載したモデルが多く、実用性と美しさを両立しています。
価格帯は10万円台から50万円台と、高級時計としては比較的手頃な範囲に収まっています。これは、初めてのドレスウォッチとして、あるいはビジネスでの日常使いの時計として、非常に選びやすい価格帯と言えるでしょう。
ジャズマスターシリーズの魅力は実用性にあります。オフィスでのビジネスシーンから、週末のカジュアルな外出まで、幅広いシーンで違和感なく使用できるデザインは、1本で様々な場面をカバーしたい方に最適です。
ハミルトン ジャズマスターを選ぶことは、時計に対する深い理解と実用性を重視する姿勢の表れでもあるのです。
ボーム&メルシエ (BAUME & MERCIER) クラシマ
ボーム&メルシエのクラシマシリーズは、伝統的な時計製造の精神と現代的なエレガンスを見事に融合させたドレスウォッチです。比較的手頃な価格帯で本格的な高級時計の魅力を体験できる、いわば”入門的高級時計”と言えるでしょう。
クラシマの特徴は、その名前が示す通り、クラシカルで洗練されたデザインにあります。シンプルながら品格のある文字盤、適度な薄さのケース、そして繊細に仕上げられたインデックスなど、細部にまでこだわりが感じられます。
例えば、クラシマ オートマティックは、直径39mmという現代的かつ実用性の高いサイズ感で、ビジネスシーンからフォーマルなパーティーまで幅広く対応できます。文字盤には、太陽光線をモチーフにしたギョーシェ模様が施されており、光の当たり方によって様々な表情を見せる魅力があります。
価格帯は20万円台から100万円台と、高級時計としては比較的手頃な範囲に収まっています。この価格帯で、スイスの伝統的な時計製造技術と現代的なデザインを楽しめることは、クラシマの大きな魅力の一つです。
ボーム&メルシエ クラシマを選ぶことは、時計に対する深い理解と、価格と品質のバランスを重視する賢明な選択の表れでもあるのです。ビジネスシーンでの日常使いから、特別な日のアクセントまで、クラシマは幅広いシーンで活躍する、洗練された時計愛好家の相棒となるでしょう。
シチズン ザ・シチズン
移ろいゆく自然の景物、その美しき一瞬を切り取り文字板に凝縮した『ザ・シチズン』の「Iconic Nature Collection」。
「風」と「月」をテーマに、それぞれの世界観を和紙文字板で表現した限定モデルが登場します。… pic.twitter.com/yY2rlvW1Oc
— CITIZEN / シチズン時計 公式 (@CITIZENWATCHJP) September 24, 2024
シチズン ザ・シチズンは、日本を代表する時計メーカーであるシチズンの最高峰ラインです。ザ・シチズンはその概念を覆す、卓越した技術と洗練されたデザインを兼ね備えた高級ドレスウォッチなのです。
ザ・シチズンの最大の特徴は、その圧倒的な精度にあります。例えば、「Caliber 0100」を搭載したモデルは、年差±1秒という驚異的な精度を誇ります。これは、機械式時計はもちろん、一般的なクオーツ時計をも凌駕する精度であり、時を刻む道具としての時計の本質を極限まで追求した結果と言えるでしょう。
デザイン面では、日本的な美意識を反映した上品なミニマリズムが特徴です。不必要な装飾を排し、本質的な美しさを追求したデザインは、どのようなフォーマルシーンにも違和感なく溶け込みます。例えば、「AQ4020-54Y」モデルは、シンプルながら深みのある白蝶貝文字盤と、精緻な仕上げが施されたケースの組み合わせが美しく、着用者の品格を静かに主張します。
価格帯は30万円台から100万円台と、高級時計としては比較的手頃な範囲に収まっています。この価格帯で世界最高レベルの精度と洗練されたデザインを手に入れられることは、ザ・シチズンの大きな魅力の一つです。
ザ・シチズンを選ぶことは、日本の先進技術への信頼と、控えめながら本質的な美しさを重視する美意識の表れと言えるでしょう。
コルム (CORUM) ゴールデンブリッジ
コルムのゴールデンブリッジは、時計デザインの常識を覆す革新的なモデルとして知られています。ゴールデンブリッジは従来の概念を打ち破り、アヴァンギャルドな美学を体現したドレスウォッチです。
ゴールデンブリッジの最大の特徴は、その独特のムーブメントデザインにあります。通常は文字盤の裏側に隠れているムーブメントが、直線状に配置され、文字盤の中央に露出しているのです。この「ブリッジ」と呼ばれる構造は、文字通り黄金(ゴールデン)で作られており、時計の中心的な視覚要素となっています。
例えば、「ゴールデンブリッジ ラウンド」モデルでは、この独特のムーブメントが円形のケース内に収められ、伝統的な時計デザインと革新的な機構のコントラストが美しく表現されています。この大胆なデザインは、着用者の個性と先進性を強く主張します。
ゴールデンブリッジの多くのモデルは手巻き式を採用しており、時計愛好家にとっては日々の時計とのコミュニケーションを楽しめる点も魅力です。ムーブメントが見えることで、時計の「心臓」と直接対話しているような感覚を味わえるのです。
価格帯は4百万円台から1000万円を超えるモデルまでと、明確に高級時計の領域に位置しています。しかし、その独創的なデザインと卓越した技術力を考えれば、コレクターにとっては十分に価値のある投資と言えるでしょう。
コルム ゴールデンブリッジをフォーマルな場面で着用すれば、それは単なる時を刻む道具ではなく、あなたの個性と美学を雄弁に物語る、腕の上のアートピースとなるでしょう。
ユリス・ナルダン (ULYSSE NARDIN) クラシコ
🛩 Designed to allow travelers to switch easily from a time zone to another, the #UlysseNardin #Classico #DualTime can also be very appreciated by those who don’t like changing to #Summertime! 😉😅
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Ref. 3243-222https://t.co/yGwXGehJSK pic.twitter.com/ZsC90kkXk7— Ulysse Nardin (@ulysse_nardin) March 29, 2020
ユリス・ナルダンのクラシコシリーズは、伝統的な時計製造技術と革新的な素材科学を融合させた、現代的な高級ドレスウォッチです。
クラシコの最大の特徴は、その洗練されたデザインと技術的な先進性の融合にあります。例えば、クラシコ マニュファクチュールは、シンプルでエレガントな外観に、同社独自の革新的なシリコン製脱進機を搭載しています。この技術により、従来の金属製部品よりも高い精度と耐久性を実現しているのです。
デザイン面では、クラシカルな美しさと現代的なエッセンスが見事に調和しています。例えば、クラシコ エナメルシリーズでは、伝統的なグランフー琺瑯(ホーロー)技法を用いた文字盤が特徴的です。職人の手作業による繊細な琺瑯装飾は、まさに腕時計という小さなキャンバスに描かれた芸術作品と言えるでしょう。
価格帯は100万円台から1000万円を超えるモデルまでと幅広く、高級時計市場での確固たる地位を示しています。この価格帯は、ブランドの歴史と技術力、そして使用される高級素材を考慮すると、十分に納得できるものと言えるでしょう。
ユリス・ナルダン クラシコを選ぶことは、時計に対する深い造詣と、伝統を尊重しつつも革新を恐れない進取の精神の表れです。
パルミジャーニ・フルリエ (Parmigiani Fleurier) トンダ
To be awarded at the Grand Prix d’Horlogerie de Genève is truly an honour. The Tonda PF Automatic is the purest embodiment of the brand’s spirit, reinvented with a diameter of 36mm.https://t.co/qiL6YcKKzV#ParmigianiFleurier #TimeIsFlying #TondaPF pic.twitter.com/7DRRtSwbKC
— Parmigiani Fleurier (@parmigianiwatch) November 17, 2022
パルミジャーニ・フルリエのトンダシリーズは、現代的な高級時計製造の粋を集めた、洗練されたドレスウォッチコレクションです。パルミジャーニ・フルリエはその概念を覆し、創業者ミシェル・パルミジャーニの卓越した時計製造技術と美的センスを体現しています。
トンダの特徴は、その調和のとれたデザインと複雑機構の見事な融合にあります。「トンダ」とはイタリア語で「丸い」という意味で、その名の通り、優美な曲線美が特徴的です。例えば、トンダ 1950シリーズは、薄型のケースに複雑機構を搭載しながら、エレガントでバランスの取れたデザインを実現しています。
また、トンダシリーズの多くのモデルには、パルミジャーニ・フルリエ独自の「ティアドロップ」ラグが採用されています。このユニークな形状のラグは、時計を手首に自然にフィットさせるだけでなく、ブランドの個性を主張する重要な要素となっています。
技術面では、パルミジャーニ・フルリエの卓越したムーブメント製造技術が光ります。例えば、トンダ PF043は、世界最薄の手巻きフライングトゥールビヨンムーブメントを搭載しています。
価格帯は数百万円から1000万円を超えるモデルまでと、明確に高級時計の領域に位置しています。しかし、その卓越した技術力とユニークなデザイン、そして限定的な生産数を考慮すれば、真の時計愛好家にとっては十分に価値のある投資と言えるでしょう。
ピアジェ (PIAGET) アルティプラノ
For the 40 years of #PiagetRose, discover an all-new #PiagetAltiplano Tourbillon. The ultimate expression of #Piaget, it merges the power of the Altiplano with the romance of Piaget Rose, with a rose-engraved mother-of-pearl dial. pic.twitter.com/J2YXoZ53yC
— Piaget (@Piaget) June 20, 2022
ピアジェのアルティプラノは、究極の薄さを追求した高級ドレスウォッチの代名詞とも言えるシリーズです。アルティプラノは、極限まで薄くしながらも堅牢性を保った、技術の結晶とも言える時計なのです。
例えば、2018年に発表された「アルティプラノ アルティメイト コンセプト」は、厚さわずか2mmと機械式時計としては世界最薄を誇ります。この薄さは、単なる技術的挑戦ではなく、ドレスウォッチとしての究極の着用感を追求した結果なのです。
デザイン面では、ミニマリズムの美学が貫かれています。不必要な装飾を排除し、本質的な美しさを追求したデザインは、どのようなフォーマルシーンにも違和感なく溶け込みます。例えば、「アルティプラノ オートマティック」は、シンプルながら深みのある文字盤と、極限まで薄く仕上げられたケースの組み合わせが美しく、着用者の品格を静かに主張します。
また、アルティプラノシリーズには、単なる時間表示だけでなく、複雑機構を搭載したモデルも存在します。例えば、「アルティプラノ フライングトゥールビヨン」は、超薄型ケースにフライングトゥールビヨンを搭載するという、技術的に極めて困難な挑戦を成し遂げています。
素材面でも、アルティプラノは妥協を許しません。ケースには18Kゴールドやプラチナが使用され、ストラップには最高級のアリゲーターレザーが採用されています。また、一部のモデルでは文字盤に貴石を使用するなど、贅沢な素材使いも特徴です。
価格帯は200万円台から限定モデルは数千万円と、明確に最高級時計の領域に位置しています。しかし、その極限まで追求された薄さと、それを実現するための技術力、そして使用される高級素材を考えれば、真の時計愛好家にとっては十分に価値のある投資と言えるでしょう。
ピアジェ アルティプラノを選ぶことは、時計に対する深い造詣と、技術的な卓越性を重視する姿勢の表れでもあるのです。
パートナーへのギフトに最適なドレスウォッチ
ドレスウォッチは、パートナーへの特別なギフトとして非常に人気があります。適切に選ばれたドレスウォッチは、単なる贈り物以上の意味を持つ、特別な思い出となるのです。
ギフトとしてのドレスウォッチの魅力と、ペアウォッチの選び方について、詳しく見ていきましょう。
ギフトとしてのドレスウォッチの魅力
ドレスウォッチをギフトとして贈る魅力は、その永続的な価値と日常的な実用性の絶妙なバランスにあります。適切に選ばれたドレスウォッチは、特別な日の思い出を刻むと同時に、日々の生活に寄り添う存在となるのです。
ドレスウォッチの魅力は以下の点にあります。
- 永続的な価値:高品質なドレスウォッチは、適切にケアすれば何十年も使い続けることができます。
- 日常的な実用性:ドレスウォッチは、フォーマルな場面だけでなく、日々のビジネスシーンでも活躍します。
- 個性の表現:ドレスウォッチの選択は、贈り主の相手に対する理解と洞察を示す機会でもあります。
- 成長と共に変化する意味:良質なドレスウォッチは、着用者の人生と共に歩み、その意味を深めていきます。
- 投資的価値:一部の高級ドレスウォッチは、限定生産のため希少価値が高く、将来的な資産価値も期待できます。
ギフトとしてドレスウォッチを選ぶ際は、相手の好みやライフスタイル、そして予算を十分に考慮することが重要です。
適切に選ばれたドレスウォッチは、贈り主の思いと受け取る側の喜びが永続的に刻まれる、特別な贈り物となるでしょう。それは、二人の関係性を象徴し、時と共に深まっていく思い出の証となるのです。
まとめ
ドレスウォッチの世界は、時を刻む道具としての機能性と、洗練された美の結晶としての芸術性が見事に融合した、魅力的な領域です。本記事で紹介したブランドやモデルは、それぞれが独自の歴史と哲学を持ち、着用者の個性や品格を静かに主張します。
初めてドレスウォッチを選ぶ方にとっては、セイコー クレドールやハミルトン ジャズマスターなど、比較的手に届きやすいブランドから始めるのも良いでしょう。一方で、時計愛好家の方には、ピアジェ アルティプラノやパルミジャーニ・フルリエ トンダなど、より洗練された選択肢も魅力的かもしれません。大切なのは、自分のライフスタイルや価値観に合った一本を見つけることです。
ドレスウォッチは単なるアクセサリーではありません。それは、あなたの人生の特別な瞬間を刻み、時と共に価値を増していく、かけがえのないパートナーとなるでしょう。ぜひ、実際に銀座並木通りの弊店を訪れ、様々なモデルを試着してみてください。そして、あなただけの「特別な一本」との出会いを楽しんでください。