アドミラルは、伝説のヨットレース「アドミラルズカップ」が由来の、コルム(CORUM)のラグスポ時計です。
「アドミラルズカップ コレクション」として誕生しました。
その後も「アドミラル38 オートマティック」や「アドミラル レジェンド」を世に輩出してきました。
アドミラルレジェンド42は、ファッション情報誌「 Safari(サファリ)」でも2020年に特集されています。
この記事では、アドミラルコレクションの由来や歴史、代表的なモデルのいくつかをご紹介します。
実はアドミラルは女性にもおすすめ!女性向けハイブランド時計のおすすめブランド解説はこちらの記事です。
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アドミラルの由来
コルムウォッチのコレクション名、アドミラル(Admiral)は、「アドミラルズ・カップ」に由来します。
アドミラルズカップとは、1957年から英国で始まった国際ヨットレースのことです。
世界の外洋航海レースの中でも伝統的で過酷なレースだといわれてきました。
1960年以降コルムのフラッグシップに
1960年にコルムは、アドミラルズカップとそれに挑戦する海の男たちに敬意を表して、コレクションを発表しました。
それ以来、コルムのフラッグシップコレクションとなっています。
ヨットの世界観を投影した大胆なデザインで新しい景色を描き、適度なエレガンスさも兼ね備えたラグジュアリーなスポーツウォッチです。
アドミラルの代表モデルをご紹介する前に、1960年に誕生した初代「アドミラルズカップ コレクション」の誕生からご紹介します。
アドミラルズカップ コレクション
アドミラルズカップ コレクションは、現在の「アドミラル」の前身です。
ダイバーズウォッチとは一味違う、海上での使用を前提にして制作されたマリンウォッチに仕上がりました。
コルムは、長年アドミラルズ・カップのスポンサーを務めてきました。
1991年には、自社のセーリングチームが参戦したレースで頂点を飾ります。
ヨットレースといえばアドミラルズカップ。
アドミラルといえばコルムの「アドミラルズカップ コレクション」。
こうしてコルムのブランドイメージとして定着し、広大な海を航海する勇ましい姿を彷彿させるラグスポ時計としての地位を確立します。
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アドミラルコレクションの代表作
アドミラルコレクションは、初代の「アドミラルズカップ コレクション」のスタイルから進化します。
当初はスクエア型ケースの2針のデザインで、シンプルなドレスウォッチでした。
1983年から、スクエア型から独特の12角形のフォルムへとチェンジします。
この時計の独特なデザインは以下の通りです。
- ヨットに使用される12角形のナットを意識したフォルム
- 国旗のような国際信号旗
アドミラル:初代アドミラルズカップコレクションを踏襲したデザイン
アドミラルズカップ・コレクションのデザインを引き継いだ代表的コレクションです。
残念ながら、アドミラルズカップのヨットレースは2003年に終了しました。
それでも、コレクション名を「アドミラル」に改めながら新作を出し続けます。
アドミラルコレクションとして
時代の移り変わりに順応しつつも、デザインの根本であるヨットの世界観やコンセプトはそのままに。
ケースサイズの拡張や、ストラップのバリエーションを増やしました。
こうして、マリンスポーツだけでなく、ビジネスなど様々なシーンでヨットの世界観を日常に取り入れています。
時計のケースバックをシースルーにすることで自動巻きムーブメントの動きを楽しめます。
ケース自体も、セーリングボートのナットをイメージした12角形のフォルムはそのままに、エッジ仕上げでヘアラインと鏡面を使い分けました。
マリンウォッチという枠からラグジュアリーなスポーツウォッチへと進化しました。
レディースモデルのアドミラルも登場
女性にも海の世界観を気軽に楽しんで貰えるようレディースモデルも展開しています。
上の画像のように貝殻を贅沢に使用したシェル文字盤など優美なデザインのモデルも人気です。
ケースやベゼルにダイヤモンドをちりばめたモデルも見逃せません。
アドミラル38 オートマティック:日本限定デザイン
アドミラル38 オートマティックは、日本限定デザインとして2021年に発表されました。
日本人の腕に馴染みやすい38mm径ケースとして誕生しました。
伝統的なデザインを貫きながらもしっかりとした存在感を醸し出します。
ガンブルーのカラーリング
広大な海を彷彿とさせるメタリック系の青色、「ガンブルー」と呼ばれるカラーリングを採用しています。
ステンレススティール製の3連ブレスレットにより、日常の様々なシーンかつ長時間でも快適な着け心地を味わえるでしょう。
時計の顔である文字盤は、複層ダイアルによってシンプルな構造の中に立体感を実現しています。
ダイアル自体にも羅針図のイメージを取り入れ、より一層深い海の世界観へと導いてくれます。
アドミラルレジェンド42:Safariも認める存在感のあるアドミラル
アドミラルレジェンド42は、ファッション情報誌「 Safari(サファリ)」でも、2020年に特集されました。
上の画像のように、チーク材のダイヤル、フラッグ・モチーフがカラフルにコントラストを成し、浮き立って目立ちます。
コレクションの中でとりわけ存在感の強いシリーズです。
レジェンドシリーズの中でも注目を集めているのが、ケースにブロンズ素材を採用したタイプです。
経過する時間が経年変化となって風合いを増します。
42mm径のケースサイズ
42mmのケースサイズは、コルムがアドミラルズ・カップで完全優勝した勇ましい姿の如く圧倒的な存在感を醸し出しています。
スモールセコンドやクロノグラフなど、海上コンパスからインスピレーションを受けたデザインが海の世界を見せてくれます。
自分だけの時間の経過を時計と共に刻み、経年を楽しみながらも振り返る過去には様々なストーリーがあることを教えてくれます。
国際海洋信号旗のカラフルで華やかなイメージとは角度の違う、大人の時間の世界観をじっくりと堪能してください。
アドミラルズコレクションの生みの親コルム
アドミラルズコレクションの生みの親コルムは、1955年の創設からブランドの伝統的なコンセプトを守り続けてきました。
文字盤に数字を表示しない「ノーマーカー・ダイアル」、文字盤にコインを用いた「コイン・ウォッチ」などの独創的なデザインのことです。
とりわけ今回ご紹介したアドミラルズコレクションは、コルムのフラッグシップコレクションとなりました。
その文字盤に表示される世界共通国際信号旗は、さながら海を旅する船長を象徴しているのでしょう。
海のロマンを感じさせるタイムピースとして、著名なヨットマンや有名人に愛用されています。
今もそしてこれからも、ラグジュアリーかつスポーティーなフォルムへと時代と共に進化を続けていくのです。
コルム(CORUM)の由来とブランドの歴史や特徴については、詳しくは以下の記事をご覧ください。
コルムのご試着・ご購入は、日本の輸入高級時計・ジュエリーシーンを50年以上牽引してきたオーナー創業のオールドニューインク銀座にお気軽にご相談ください。